前回の投稿記事
で書いた乳首の根元が痛い女性の場合は、一応女医からインフォームド・コンセントを受けて、本人の意思でボトックス注射をしたわけです。
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インフォームド・コンセントとは、「医師と患者との十分な情報を得た上での合意」を意味する概念。
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私の場合、インフォームド・コンセントなしに(何の説明も受けずに)、外科開業医にいきなり注射や針刺しをされたことが2回あります。
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1回目は15年ほど前。
脇下のアポクリン腺(の出口部分)の閉塞(詰まり)が原因で、脇下に腫れ物ができたことがありました。
後で知ったんですが、汗かきタイプの人には、こういった症状が出やすいんだそうです。因みに私は汗かきタイプ。
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人の汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺はほぼ全身に分布し、アポクリン腺は腋窩(脇の下の凹み)や外陰部に分布する。
<日本皮膚科学会HPより>
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自宅近くのA外科医院に行きました。医師に脇下の腫れ物を見せると、その医師は何の説明もせずに、看護師に注射器を持って来させ、いきなり患部にブスッと注射器を刺し、膿みたいなものを吸い取り出しました。
そしてA医師曰く「たぶん再発するだろうから、その時はまた来ればいいから」とのこと。「もう二度と来るわけないだろっ!」と(心の中で)捨て台詞を吐いて帰りました。
自宅に戻り妻にその顛末を話すと、
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いきなりそんな外科的処置をして、もしも悪性の腫れ物だったら、全身に転移したらどうするつもりなんだ。
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と私以上にカンカンに怒ってました。そして再発したら、B外科医院に行ったらということになりました。
B外科医院は妻の実家の近くにあり、評判の良い医院だとのことでした。しかし自宅からB医院まで直線距離で70㎞ほどありますが。
その後再発して脇下にまた腫れ物ができましたので、車で3時間ほどかけてB外科医院に、妻同伴で行きました。
B医師が言うには
「このアポクリン腺の腫れ物は、アポクリン腺の出口の閉塞(汚れ)が原因なので、小まめに清拭(せいしき)をして清潔にしておけば防げる」
とのことでした。
注射器を持ち出したり、薬等を処方するわけでもなく、診察して清拭のアドバイスをしただけで終わりました。
結果、B医師の言うとおりでした。時々若干の腫れ症状が出る場合はありますが、ほとんど完治しております。
あのA医師の診察と処方は、いったい何だったんだぁ?。きっと保険診療稼ぎのいい加減な医者だったんでしょうね。