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🌴ボヤキ徒然日記

2021/05/27(goo blogより)

ある新書本を読んでいると、明治時代に長谷川如是閑(にょぜかん)というジャーナリストがいたそうです。
彼が書いた雑誌『我等』に、日本人と西洋人を比較した、以下の記述があるとのことです。

「日本人は上から下へ抑(おさ)えつける」
「西洋人は下から上へ刎(は)ねあげる」

「日本人」の殴り合いは、拳を上から下に打ち下ろす運動であり、
「西洋人」のは、拳を下から上へ突き上げる運動である。

「日本人」は人を呼ぶのに、拳を下に向けて、指先を下げる運動を繰り返し、
「西洋人」は、同じ場合に、拳を上に向けて、指先を刎ね上げる運動を繰り返す。

人に会った時に、
「日本人」は頭を下げる。
「西洋人」は顔を上げる。

悲しい時に、
「日本人」は俯く(うつむく)。
「西洋人」は仰向く(あおむく)。

絶望した時に、
「日本人」は、後頭部を両手で下へ押し付ける。
「西洋人」は、顎(あご)を両の拳で突き上げる。

等々。

ーー
何か不祥事があった時、記者会見で、横一列に並んで、申し合わせたように数分間、全然誠意の伝わらない、頭を下げ続けるあの姿がそうなんでしょうね。
何分間も、あの薄剥げた頭を、見続けたい人いるんですかねぇ。

もっともそういう私も、昨年のある日、自分の薄剥げに気付き驚愕し、育毛剤で必死に抵抗しているところで、人のことをあれこれいう立場ではありませんが...。