イベント嫌いな私でも、幼い頃はそれなりに楽しみにしてはいました。しかし子どもでも、いわゆる「周りの空気が読める」年齢になってくると、イベントには日常とは違う、余分なお金がかかるということが解ってきます。
高度成長期前の戦後まだ間もない頃でしたから、ごくごく一般的な家庭は何処もそんな感じでしたが…。
だからイベント後には、金銭的に少し重苦しい雰囲気の日常となるわけです。子どもながらそうした雰囲気が嫌で、その頃あたりからイベントものには、それほど興味を持たなくなりました。
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そういえば、
食料品の買い出しに行くスーパーマーケットでは、商業ベースに乗せて年がら年中、世の中の庶民的行事(イベント)を行っています。だから特に意識していなくても、スーパーに出向けば、その時機に応じた伝統的行事?が解ります。
ただ外来のカタカナ系イベントが人気で、昭和おじさんにとっては、ちょっと辟易気味といった感じ。日本の伝統的行事は、いったい何処に行ってしまったんでしょうかねぇ。
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私もいい年齢になってきたので、数年前から仕事量を減らし、仕事businessから地域societyへと軸足を移しつつある今日この頃です。
しごと仕事で世間一般の行事には、関心を示さず無頓着だったことを反省し、まずは個人的な夫婦のイベント日から始めることにしてみました。
といっても、結婚記念日と各々の誕生日くらいしかありませんが…。
「記念日には何かプレゼント頂戴!」と妻が言うので、ちょっと変わった風なものがいいだろうと、リーズナブルな通販品をネットで探すことにしています。
しかし何回か試しにやってみると、そうそう目新しいプレゼントの品なんか見つからないわけです。
元来が面倒臭がり屋の私は、こういった事が苦手でもあるので、だんだんと尻すぼみ気味になり、最近はすっかりご無沙汰といった状況です。
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そういえば、先月の11月22日は『いい夫婦の日』という、歴(れっき)とした日本の記念日でした。11(いい)22(夫婦)という語呂合わせらしい。
とりあえず記念日なので、スーパー内にあるフードコーナーで、夫婦二人して280円の「クリームぜんざい」を食し茶を濁しましたが…。
もうすぐクリスマス。たまたま25日はハーモニカ教室の日なので、たぶん10人ほどの受講生仲間と昼食会になるでしょう。
なお我が家としては、これといった夫婦のイベントは考えていませんが、そうしたことが夫婦の仲違い(なかたがい)の遠因となるんでしょうね、きっと。