食事(咀嚼)をしながら、大声で喋ったり笑ったりすると、口の中の米つぶ(ご飯)が鼻の中へ逆流し、ときどき米粒の鼻詰まりを経験します。
それでも、だいたい一両日中には、鼻の中の不快感は治まります。
正月明けの5日、バカ笑いしながら食事をしていたら、案の定、この米粒の鼻詰まりになりました。
しかし今回は2週間ほど経っても、鼻の中にまだ米粒が詰まってるような感じがして、なかなかこの不快感が治まりません。
このコロナ禍なので、なるべく医者にはかかりたくなかったのですが、そうも言っておれず、耳鼻科で鼻の中の異物?を除去してもらうことにしました。
現在のところに引っ越してまだ1年ですので、近隣の医療機関がよくわかりません。
GoogleMapで検索。クチコミを参考にして、近隣のK耳鼻咽喉科に出向きました。私と同年代と思われる年配の先生でした。
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私|
この2週間くらい、左鼻の奥のほうに、米粒が詰まっている感じがするので、除去してほしいんですけど。
医|
米粒なんか、そんなに長く鼻穴に残らないけどねぇ。ちょっと、カメラで覗いてみましょう…..。何も詰まってないけどねぇ。
私|
あぁそうですか。ちょっと過敏になっているんですかねぇ。
医|
また何か気になることがあれば来てください。
私|
(気になることがあるから、今日来たのになぁ~と思いつつも)
ハイ解りました、ありがとうございました。
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帰宅してから思ったことではありますが、患者は感覚的な違和感を訴えているのだから、左鼻に異常がなければ、何で右鼻の方も検査してくれないんだろう。
それからなるべく、左鼻の中を意識しないようにしておりましたが、案の定、今度は右鼻の奥の方がツ~ンとした偏頭痛がするのです。
患者が左鼻の感じがすると言えば、左鼻しか診ないような、先ほどのK耳鼻咽喉科には再診に出向く気にはなりませんでした。
少し自宅から遠くなりますが、以前住んでいた所で受診したことのあるT耳鼻咽喉科に行くことにしました。
鼻カメラで左右の鼻の中を、かなり奥まで挿入した検査でした。
T医師の見立てでは、上咽頭(鼻の奥と喉が繋がる部分)の『軟口蓋』が原因ではないかとのことでした。
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『軟口蓋』とは、食べ物や飲み物を飲み込む時に、その飲食物が鼻の中へ逆流しないように「口と鼻」との境を遮断する、文字通り「蓋(ふた)」のこと
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T医師|
唾を飲み込んだ時の状況を、カメラで確認しましたが『軟口蓋』の閉まりが悪く、わずかですが、唾が鼻の中に逆流しています。
何か悪い病気といったことではありません。
(その動画を見せてくれましたが、そういわれれば、そんなような感じがするような…)
私|
そういえば、特に食事中や食後に、ツーンする鼻詰まり感や偏頭痛がします。何か改善策はありますか?
T医師|
この症状には処方箋はないんですよ。薬とかその部位をトレーニングするとかの方法はないんですよ。
私|
そうですか。やはり、年齢的なもんですかねぇ。何か気を付けることはありますか?
T医師|
飲食物は少しずつ飲み込むことくらいですかねぇ。
私|よく解りました。(何となく納得できた感じ)
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いったん鼻に逆流したら、わずかながらでも、その不快感は食後もずっと残ります。
何か対処方法はないものかと、ネットで調べてみると、ある接骨院のホームページにたどり着きました。
ある女性の方なんですが、水を飲むとその水が、鼻からドバドバと流れ出るんだそうです。いやはや私の比じゃないなぁ。
その接骨院の方が言うには、何でも『軟口蓋』の閉まりの問題は、迷走神経の不調が原因であるケースもあるとのこと。
迷走神経を整える、簡単なストレッチのやり方が図示してありましたので、藁にもすがる気持ちで取り組んでおります。
今や黙食に徹するあまり、我が家の食卓は静かになりました。