🌴賃貸マンション顛末記1

🌴ボヤキ徒然日記

もうすぐ新年度です。新天地での部屋探しのため、不動産仲介業者に出向く方もいらっしゃるでしょう。私の経験を書いてみます。

私は50年近く賃貸マンション生活をしております。

大学卒業後、20年ほど会社勤めの後、42歳で脱サラし、フリーランス(専門自由業)となりました。

在職中はあちこち転勤で6回ほど転居しましたが、借り上げ社宅といって、住居は会社側で全て手配手続きを済ませてくれましたので、入居にあたって、面倒くさいことは一切する必要はありませんでした。

脱サラ後は事務所兼用が可能な住居が必要だったため、その条件が可能な物件探しで、いろいろと大変でした。

脱サラ後最初に借りたのは、3階建ての新築マンションでした。新築当初からの入居者は、15年後には、転勤や住宅購入などで全て入れ替わり、我が家が最長入居者となりました。

ここには23年間住みましたが、20年目頃から、特に設備関連の不具合が頻発するようになりました。

・台所換気フード不良による騒音
・台所水栓の腐食破損による大々的な水漏れが数回
・コンセント差し込み口の弛みによるプラグ差し込み不良
・玄関扉の下部隙間からの外部砂埃の流入
・サッシ戸車の劣化による開閉不良
・フローリング床の劣化によるささくれ
等々。

その都度、昭和の人間である私は、少々不満ではありましたが、貸し手の大家さんに対しては、あまり事を荒立てないよう、こちらからお願いをする姿勢で対処してもらっておりました。

しかし、大家側の対処方法はいつも場当たり的で、根本的な直し方はしません。いわゆる費用がかからないケチ臭いやり方なんです。

このケチ臭いやり方に、妻からはブーイングが出ました。一例をあげると、

新築当初の玄関チャイムは、いわゆる「ピン・ポン」仕様の音が鳴るだけのもの。

ところが妻が言うには、入居者が退去したところは改装されて、玄関チャイムは全て「モニターフォン」仕様にグレードアップされているとのこと。

つまり、入居者の退去入れ替わりがないのは我が家だけですから、我が家だけ「ピン・ポン」仕様ということになります。

貧乏暇なしで、何かとバタバタしていた時期でしたし、また私はそういうことには、あまりこだわりがないわけですが、どうも妻は納得がいかないようでした。

いわゆる中古マンションとなれば、我が家の当初家賃より安いわけで、何で賃料の安い住居のほうがチャイムが豪華仕様なんだ、といった感じなんですね。そう言われれば確かにそうです。

費用が安いというだけで、管理会社も頻繁に替えるし、ここの大家はケチの権化なんです。

さすがの私も不信感を抱き、このマンションの賃料を調べることにしました。

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長くなりましたので続きは後日ということで。