現在の爆発的な第7波の感染状況を踏まえ、今朝のTV朝日で、コロナ感染対策のことをやっていました。
専門家グループの提言ということで、ある専門家(誰だかは記憶しておりません)が言うには、コロナ感染対策としては、除菌消毒対策よりは、むしろエアロゾル対策に集中する方が重要なんだそうです。
その提言には私も同感です。エアロゾル対策として、換気・隔離板・マスク等のことを言っておりました。
マスクの材質については、大別して①ウレタン製、②布製(いわゆるアベノマスク)、③不織布製があります。
①②③それぞれのマスクについて、咳やくしゃみをした場合の、エアロゾル(いわゆる飛沫)防止効果の実験状況の映像が流れていました。
---
①ウレタンのマスク
→飛沫のほとんどが、マスクを通過しており、飛散防止効果は全く無し
②布のマスク
→1/2~1/3の飛沫がマスクを通過しているが、それなりの飛散防止効果あり
③不織布のマスク
→マスクから飛沫はほとんど飛散しておらず、絶大な効果あり
---
つまり、エアロゾル対策用としてのマスクは、不織布マスク(≒サージカルマスク)がよいということになります。
マスクの性能には、PFE・BFE・VFEがあり、それぞれの数値が99%のものがベターとのことです。よほど安価なマスクでなければ、この数値はクリアしていると思われますが。
---
PFE:
「微粒子濾過効率」のことで「PFE99%」は約0.1㎛の粒子を99%捕集。インフルエンザウィルスや新型コロナウィルスは約0.1㎛。
BFE:
「細菌濾過効率」のことで「BFE99%」は約3㎛の粒子を99%捕集。花粉や咳・くしゃみに伴う水分を含む飛沫
VFE:
「ウイルスろ過効率」のことで「VFE99%」は約0.1㎛~5.0㎛の粒子を99%捕集する。くしゃみなどの飛沫。
---