―――――
つい最近、沖縄県の宮古島で、見た目の美しいゴキブリの新種が発見されたそうです。
「ベニエリルリゴキブリ」と命名されました。
画像を見てみましたが、どうみても、私には、ゴキブリはゴキブリにしか見えないんですけどねぇ。
―――――
築9年の賃貸マンション(2DK)の3階に、引っ越して8か月になりますが、ごく稀にゴキブリと遭遇します。
我が家はゴキブリは飼っていないので、ベランダ側からか、共用廊下側からか、部屋の中に入ってくるんでしょう。
先日、10月になっても夏日の続くなか、ゴキブリ虫が、我が家にお目見えしました。中程度の大きさです。
もちろん、正真正銘の旧種のゴキブリです。
我が家のゴキブリ虫退治の方針は「脳しんとうを起こさせ、その状態で外へつまみ出す」です。
どこかの国の政府とは違って、ちゃんとした方針があるんです。無益な殺生は致しません。
―――――
私は見かけによらず、皮膚科のかかりつけ医を持つほど、いわゆる皮膚系が弱点です。
・蚊に刺されると、
激しい痒みと共に、500円玉以上の大きさに腫れ上がります。翌日には治まるのが救いですが。
・蟻(あり)や蚤(のみ)に咬まれると、
その部位の皮膚が硬く盛り上がり、物凄い痒みに悩まされます。
ステロイドの塗り薬を塗っても、治るまで3週間以上かかります。しかも傷口はずっと残ります。
・蜂(はち)に刺されると、
きっと、アナフィラキシーショックが起こるだろなぁ。
だから、蚊・蟻・蚤・蜂の殺生については、有益な殺生として許されのが、我が家の方針です。
―――――
話しを戻して、
ゴキブリ虫退治の件ですが、戦闘武器は、筒状に丸めた新聞紙です。
ゴキブリ虫と正面対峙した状態で、息を整え間合いを取ります。
丸めた新聞紙は、勢いをつけるためにと、振り上げてはいけません。
次の振り下ろす瞬間に逃げられてしまいます。
居合い抜きのように、やったことありませんが、相手の呼吸を見計らい一気に振り下ろす。これで百発百中です、たぶん。
―――――
ボクシングの打撃(パンチ)も同じ理屈です。
勢いをつけるためにと、(ボール投げのように)腕を後ろに引く動作をすると、パンチを繰り出す瞬間には、もう相手のパンチを食らってしまっている。ということになります。
猫が繰り出すパンチは猫パンチといいますが、よく観察して見てみると、勢いをつけずに、素早くパンチを繰り出しています。
正確なパンチスピードが、命運を分けることになります。
―――――
ところで、軽い脳しんとうを起こしたゴキブリ虫は、背中を下にして裏返り、足を天井に向けてバタバタしていました。
よくもリズミカルに足を動かすものだと、感心しながら、しばらく見ておりました。
じつは毎日、朝起きる前と夜寝る前に、布団に寝っ転がって、両手両足を天井に向けて、100回を目安にブラブラさせる運動をしております。
これを「ゴキブリ体操」と言います。
手先・足先の血液循環を良くし、むくみや冷え性の対策になるそうです。
――
「毛管運動」とも言われる、このゴキブリ体操は、1927年に西勝造氏が発表した西式健康法で、由緒ある体操なんだそうです。
――
このゴキブリ虫先生の、リズミカルな足の動きを見習って、もっときちんとした、ゴキブリ体操をしなくっちゃと思いました。