昨日NHKで夜10時から「財津和夫ドキュメント」をやっていました。チューリップの50周年ライブツアーの特集でした。最後のライブツアーだそうです。
団塊の世代で、もう74才なんですね。私はもう少し前の若い世代ですが。
親子連れのファンも結構いて、何でも親がチューリップの大ファンで、親の影響を受けた20~30代の子供もチューリップのファンになったらしい。
その子供達が言うには、今流行りのいわゆるサブスク音楽よりも、追っかけライブが好きになったという。
メロディ・歌詞・歌い手の声がマッチングして、今流行りの歌音楽よりも親世代の歌音楽のほうが、スーと気持ちの中に入ってくるから好きだとも言っておりました。
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私の場合は、ラジオやテレビから聞こえてくる歌などを口ずさむくらいで、音楽といわれる分野にはあまり興味はありませんでした。
下宿していた学生時代、音楽が好きな下宿仲間から、今度の学園祭で無料ライブがあるので、行ってみないかと誘われました。
いわゆるお祭り騒ぎ的な行事が余り好きではないので、気乗りはしませんでしたが、その折角のお誘いを断る理由も特にないので、そのライブに行ってみることにしました。
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何でお祭り騒ぎ的な行事を好まないかというと、お祭り騒ぎの前と後とでの気持ちのギャップというか、その空しい虚しさがイヤなんです。
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その無料ライブがチューリップのライブだったわけです。『心の旅』がヒットし始めた頃です。ちょうど50年前です。
結果、行ってみてよかったです!
そのライブ初経験で音楽に目覚めましたから、誘ってくれた下宿仲間に感謝しております。
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私の地元でもある福岡から上京するも、なかなかレコードが売れず、この3枚目のシングル『心の旅』が売れなかったら、地元福岡に帰ろうという話になっていたそうです。
上京のために別れた彼女への想いなど、上京する直前の心境を歌った曲なんだそうです。
その歌詞「あ-明日の今頃は僕は汽車の中」
の「汽車」という表現なんかは、その当時の状況が思い出されます。高校生のとき、蒸気機関車で通学していましたからねぇ。
我が来し方50年を振り返ってみて、『心の旅』のこういう心情を体感した時季もあったような気がします。