🌴「カネカネカネ」「モノモノモノ」の社会

🌴ボヤキ徒然日記

私が小説家 山崎豊子(1924-2013)を知ったのは、2003年(平成15)のフジテレビ開局45周年記念ドラマ『白い巨塔』です。

原作小説は1963年(昭和38)頃の作品で、大学病院を舞台に、医学界に渦巻く人間の欲望と打算を、現代版に修正したドラマです。

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その後、戦争の非人間性を描いた『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』は、戦争三部作と言われています。

『大地の子』は1995年のNHKスペシャルドラマで、『不毛地帯』は2009年のフジテレビ開局50周年記念ドラマで観ました。

『二つの祖国』は2019年に、テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマスペシャルで放映されたようなので、機会があれば観てみようと思っています。

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その山崎豊子に2000年(23年前 当時76)インタビューしたラジオ放送が、今朝の10:00から「カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス」で再放送されていました。

ながら聞きでしたが、
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今の日本社会は「カネカネカネ」「モノモノモノ」の風潮で、精神的に不毛であり「精神の欠落」を非常に危惧している。
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と言っておりました。

23年前のそのような社会風潮が、ますます助長されてモンスター化したのが現社会なのか、やはりそうだったのかと、妙に得心し再認識したところです。

何の根拠もない独断的な感想ではありますが、何だか「カネカネカネ」「モノモノモノ」の社会になってしまいましたからねぇ。