🌴イボは作らないほうがいい

🌴ボヤキ徒然日記

ある日、目の上まぶたに極々小さなイボができ、2~3ヶ月かけて自分の目の視界に入るまでに成長しました。

目を瞬き(まばたき)する度に、影のように目の前でチラチラ見えるため、なんとなく鬱陶(うっとう)しい感じ。何しろ異物が2~3㎜ほど突出しているので、見た感じもあまりよろしくない。

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以前、人差し指の腹に「ペンだこ」みたいな固い膨らみができて治らないので、かかりつけの皮膚科に行ったことがあります。

診断はイボということで、液体窒素(マイナス196℃)の手術?ということになりました。液体窒素をつけた綿棒をイボに押さえつけてイボウイルスを撃退するわけです。

その結果2~3週間ほどで完治しましたが、歯の痛みほどではありませんが、結構痛かったです。
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そういう経緯から、皮膚科に行けばたぶん液体窒素だろうから、しばらく様子を見ることにしました。

子どもの頃、茄子(なすび)のヘタでこするといいとか、いい加減な大人が言っていましたが、それをやる気はさらさらない。

「イボころり」とかいう昔から市販されている塗り薬はどうかなぁと思いましたが、どんなイボにも効果があるというわけでもなさそう。素人診断で自分のイボの種類が判るわけでもないし。

とりあえず、常備薬のオロナミン軟膏を塗って様子を見ることにしました。しかし2週間ほど試しても改善はみられません。ヤッパリ。

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仕事関連は対面打ち合わせが主なので、これ以上大きく成長すれば、相手側もなんとなく気になるでしょうし、マスクでは隠れないところなので、意を決して皮膚科へ行くことにしました。

前にも書きましたが私は皮膚系統が弱点で、この皮膚科医とはもう20年以上の付き合いになります。

まぶたのイボを見るなり診察台に仰向けにされ、例の液体窒素治療が始まりました。目は閉じた状態なので、どのように治療しているのか解りませんが、指の時よりもチクチクする痛さは強烈です。

液体窒素の威力が衰え始めたのか、少し痛みが薄れて来たので、もうそろそろ終わりだな思いました。指の時がそうでしたので。

すると医師が「痛いでしょう」と言いながら、全部で5回やるので、あと4回で終わりますからだとか!

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(独り言)
もうそれなら、最初から5回やると言ってよ、患者側にも心構えというのがあるんだから、まったく!。だいたいにおいて、お医者様というのは、患者に対する説明不足の感が否めません。反省の必要性があるように思いますよ。
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5回の液体窒素手術が終わり、看護師から患部の注意説明を受けて帰りました。次週また経過観察で受診が必要とのこと。2日ほど瞼(まぶた)に若干の痛みと腫れがありました。

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液体窒素の効果なのか、日にちが経つにつれ、肌色だったイボが徐々に黒ずんできました。何となくイボが縮んで萎んで(しぼんで)いる感じ。

次週に来院と言われたが、たまたま仕事が重なっていたので、2週間ほどしてから出向きました。

私の黒ずんだイボを見て、皮膚科医は「まだイボ(の残骸)が残ってるねぇ」と言いながら、診察台に横になるようにとのこと。

「目を軽く閉じてぇ」とだけ言って、何の説明もなく、ゴソゴソと何かやり出しました。チクッとした痛みが走った時に気づいたのですが、どうもメスか何かで、黒ずんだイボの凸部分を切除している様子。

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(独り言)
ちょっとぉ、やる前にちゃんと説明してよ、まったく!
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すると今度は「かなり出血したねぇ(看護師に)ガーゼ持ってきてぇ」だと。そして「あっ、かさぶたがまだ残ってるなぁ」と、またまたメス切り。局部麻酔もなく痛いのなんのホント。

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(独り言)
イボはまだ硬化していないんだから、メスで切除すりゃ出血するに決まってるだろうに、まったく!
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切除したイボと瘡蓋(かさぶた)が、まな板のような台の上に置いてありました。イボはアポロチョコみたいな形状でした。まな板の上で捌(さば)かれる活魚の気持ちがよくわかりました。

出血が目に入ると車の運転が危ないからと、看護師に絆創膏を貼るように指示して、そそくさと次の患者の診察へ行ってしまいました。

「瞼(まぶた)に絆創膏を貼るほうが危ないんじゃないのぉ」とボヤキながらも、看護師に小さめの絆創膏を貼ってもらいました。片目は薄目状態でしたが無事帰宅しましたけど。

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私の場合、この診療の流れだと「こんなヤブ医者なんか二度とゴメンだぁ~」となるパターンなんですが、なぜか不思議とそうはならないんですねぇ。

何でか解りませんが、この皮膚科医と看護師とは妙に馬が合うというか、相性(あいしょう)がいいようです。

液体窒素治療から3週間になりますが、イボの痕跡は残っているものの、ほぼ完治している状態です。