先日、同年代の知人(女性)と話す機会がありました。なんでも、介護保険料の還付金(過剰納付の返戻)の知らせが、封書で郵送されてきたとか。
今どき流行りの詐欺手口を疑ったが、役所への返信ハガキも同封されてるし、金額も8千円程度だったので、手続きを済ませたとのこと。
その方は、ごくごく普通の専業主婦で、決して無駄遣いなどしない、善良な小市民です。
だからといって、いわゆるケチではありません。人付き合いはキチンとされる方です。
先方が何か言いたげだったので、話しを聞くことにしました。
なんでも4人きょうだいで、うん十年前の相続で、4人共有の土地があったが、互いに高齢になってきたので、数年前から売りに出していたとのこと。
それが2年前に買い手が現れて、売却して約900万円の収入があったとのこと。
しかし、非居住用土地のため、所得控除が5%しかなく、実質約850万円に対して譲渡所得税がかかったそうです。
・譲渡所得税→所得税15.315%|住居税5%
税率が20%ちょっとなので『約180万円』を支払ったとのことです。
こういう臨時収入があると、税金の支払いだけで済まないのが怖いところです。
なんと翌年度、介護保険料と健康保険料が大幅アップしたそうです。
・介護保険料→約13,000円/月 アップ
・健康保険料→約75,000円/月 アップ
年間当たり『約105万円』のアップ。
所得税と合わせて、合計『300万円弱』支払ったとのことです。
ざっと、収入『900万円』に対して、税金・社会保険料の支払いが『300万円』。
結局、手元に残る実質的な収入は『600万円』。
そういう税金には、とんと縁のない身ですが、これって、ちょっとぼったくり過ぎじゃないの?!