🌴懐かしき映画館

🌴ボヤキ徒然日記

アメリカ映画界のアカデミー賞で、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞したそうです。おめでとうございます。

しかし、歳を重ね感性が衰えたのかどうかわかりませんが、和洋を問わず、最近の映画には、とんと興味はありませんが。

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それでも50年ほど前の学生時代には、下宿の近くにある映画館に、足しげく入り浸っておりました。300本くらいは観たと思います。

今でもよく覚えています。確か京阪電車の森小路駅前の『ミリオン座』という映画館だったと思います。

上映しているのは洋画のみです。現在のデジタルとは違ってフィルム映画でしたから、尖った感じのしない映像でした。

今のせせこましいミニシアターとは違って、この映画館は広々と開放感がありました。

何しろ定員が数百人で、来てるのは数十人のガラガラ状態でしたから。座って観るのに疲れると、3つの座席に寝そべって観てました。

外国の風景や文化にも触れることができ、映画を観ることで、いつも新鮮な気分になれました。

もちろんその当時の下宿先には、エアコンなんぞありませんから、冬は寒々しく、夏は暑苦しくて、下宿になんかにとても居れません。

そこで、冷暖房完備の映画館『ミリオン座』に出向くわけです。繁華街から離れたローカルな場所にある映画館でしたので、3本立てで500円だったと思います。1本2時間位ですから、500円で1日潰せました。

因みに、当時の単価の高いアルバイト料は、建設現場などの肉体労働で、日当2,000円前後だったと思います。

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オープンニングに、ウクライナのひまわり畑の映像が流れる、映画『ひまわり』を観たのもこの映画館でした。

🌴ひまわり