🗽英検3級に挑戦

🗽英語

これまで挫折を繰り返してきた英語学習。2年前、古稀を目前にして英語学習を再開するにあたり、その学習目標を明確にすることにしました。

『エッセンシャルワーカーとして働く外国人の方々と、意思疎通できる程度の英会話能力をつける』

英語学習の目標を定めたものの、さてさてどのように学習するのか。学習方法が今一つ定まらない。

2年前のそんなある日、以前住んでいた賃貸マンションでお友達?になった女の子(当時小学校5年)から手紙が届きました。

近況が書いてあり「今年の目標は英検の準2級に合格すること」とありました。

えっえ~。ということは、すでに3級は合格済みということ?。これは負けてはおられないぞ~。

ちょうど英語学習方法を模索していたところでしたので、とりあえず、英検3級を学習目標とすることにしました。

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いつもと行動パターンは同じで、早速スーパーの書店に出向きました。専門書と違って、学生用のこの手の書籍はどの書店にも置いてあります。しかも選り取り見取りで安価です。

遠い昔の学生時代に馴染みのある、旺文社のものを購入することにしました。2019年(令和1年)4月のことです。

①英検3級「総合対策教本」
②英検3級「でる順パス単」
③英検3級「過去6回全問題集」

英検は年3回、6月・10月・1月に実施されます。とりあえず6月受検に申し込みました。

一次試験と二次試験があり、二次試験は一次試験合格者のみ受検できます。合格の目安は正答率70%前後のようです。

一次試験
・Reading(読む)
・Writing(書く)
・Listening(聞く)

二次試験
・Speaking(話す)

一次試験までの学習準備期間は1月半です。単語を知らないと何ともならないので、単語帳②を重点的に学習することにしました。

そのあと過去問③をやってみましたが、Reading(読む)は何とか解答できるものの、Writing(書く)とListening(聞く)は全くダメ。

そんな状況で6月に受検しました。受検会場に行ってみると学生ばかり。何か場違いなところに来てしまったなぁ。

その結果は不合格。やっぱり。

・Reading(読む) →87%(正答率)
・Writing(書く) →0%
・Listening(聞く) →37%

少し落ち込みましたが、Writing(書く) とListening(聞く)の対策を立てて、もう一度挑戦することにしました。

次回検定は10月です。

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不合格の反省を踏まえ、Writing(書く)とListening(聞く)の基礎を強化するため、中卒レベルの参考本を購入しました。

・中学3年間の英語を10時間で復習する本(KADOKAWA)
・英作文 演習ドリル(旺文社)
・英語リスニングの基礎(学研)

ひととおり学習しましたが、やはり生徒が対象の教材のため、題材も学校生活に関連したもので、なんとなく違和感がありました。

また、リスニングには発音学習が必須とのことのようで、発音関連の参考本も購入しました。

A 聞いて書き取る英語リスニング(DHC)
B 英語耳:発音ができるとリスニングができる(アスキー・メディアワークス)

Aは私レベルではちょっとムズくて、読む気にならない。amazonで購入しましたが、書名を見て良さそうだったのですが・・。

Bは発音記号と発声方法の図解があり、説明書きも分かりやすいです。英語が聞き取れない要因がよく理解できました。

なお、英語は聞き慣れることが必要とのことなので、NHKラジオの「基礎英語3」(中3レベル)を聞くことにしました。

しかし、これも生徒対象のラジオ講座のため、使用題材が学園もので馴染めず、頓挫してしまいました。

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Writing(書く)は出題パターンを覚えれば、何とかなりそうな感じです。
課題はListening(聞く)のスキルアップです。

何しろリスニングの過去問を聞いても、何を言っているのかサッパリ解らない。英文を読めば簡単な会話文だが、会話内容が全く聞き取れないのです。

リスニングは一夜漬け的な学習対策では無理と感じました。よって、次回10月の受検は取り止め、次々回の翌年1月に受検することにしました。

さてさてリスニング対策をどうするか。気乗りはしないが、やはり英会話の環境に身を置くことかなぁ。
とりあえず、10日間無料体験(1日1回30分)ができる、某オンライン英会話に挑戦することにしました。

パソコンに向かって、講師相手に会話をするわけですが、それはそれはガチガチの緊張しまくりです。
最初に何をどう話すのかサッパリで、英語が口から全く出てこない。

すっかりフリーズしてしまって、会話もほとんど成立せず、30分間が3時間に感じられるくらい、とてつもなく長くつらい体験でした。

あちらは日本語が通じないフィリピン人講師、こちらは英語が通じない日本人生徒。最初からスムーズにコミュニケーションできるわけがありませんが・・・。

そんなこんなで、体験は10日間でしたが3日でリタイアしました。

オンラインよりも対面式のほうはどうかな、と、今度は近隣の英会話教室を探してみました。

その気になり探してみると、意外にも自宅近くにあるもので、1時間の無料体験レッスンのある英会話教室に行ってみました。

日本以外の国は、母国語と英語の2か国語を話すことは当たり前なんですねぇ。レッスン講師はアルバイトで、近くの大学の理系大学院生のフランス人男性でした。

マンツーマンで二人きりの1時間。場を持たすための、意味のない笑い声を発するのが精一杯で、英語での意志疎通はほとんどできませんでした。

しかし1時間頑張って耐えることができたことは収穫でした。やれば何とかなるものです。

この英会話教室が特にイヤだったわけではなく、今の私レベルで通うのはコスパが悪いと判断し、やはり、先日体験したオンライン英会話にすることにしました。

1日1回30分のレッスンで月額5千円だったと思います。10日ほど頑張ってみましたが、やはり基礎英語力が不足しており、時期尚早の感が否めず、またまた途中頓挫してしまいました。

割安なオンライン英会話教室は、どの会社も学生アルバイトの女性フィリピン講師です。

講師の質問に答えようとするも、なかなか英語が口から出てこない。よって、お互いに長い沈黙の時間が経過する。
そうすると退屈なのか、アクビ🥱をする講師がかなりいます。

生徒側からすれば、かなりの屈辱感です。スムーズに英会話できるくらいなら、そもそも英会話教室なんか申し込みません。

メールで運営者側に、その旨問い合わせしましたが、何の回答もありませんでした。バカバカしくなって退会することにしました。

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Listening(聞く)のスキルアップ対策としての英会話教室でしたが、結果は今一つパッとしない体験学習となりました。

まわり道をしましたが、過去問の音声を聞いて、英語の音慣れに取り組むことにしました。

音声で会話内容はわからなくてもいい、答えを導き出せる第六感を鍛えることにしました、邪道ですが。

そんなこんなで2020年(令和2年)1月に、英検3級の一次試験を受けました。

結果は合格でした。

・Reading(読む) →97%(正答率)
・Writing(書く) →100%
・Listening(聞く) →67%

試験日の数日後、英語学習の疲れからか、インフルエンザに罹患してしまいました。インフルエンザは70年近い人生で初めてです。

どうも試験会場でもらったようです。咳き込んでいる学生が結構いましたので。

2月に二次試験のSpeaking(話す)があります。それなりの準備はしましたが、ちょうどそのころ、新型コロナの報道が出てきました。

一次試験のインフルエンザの件もあり、また新型コロナの正体も不明なところがあるので、二次試験受検は見送ることにしました。

こうして、古稀を間近にしての英検3級への挑戦は終わりました。

この流れで、準2級の受検学習も考えましたが、英検資格を取ったからといって、話せるようにはならないので、ひとまず英検はここまでということで。