二酸化炭素の温暖化影響を予測した、真鍋淑郎さんが、ノーベル物理学賞を受賞しました。
おめでとうございます。
「大気中の二酸化炭素濃度が2倍に増えると、地球の平均気温が2度上昇する」
という気象現象のシミュレーション。
一般人にも、この「二・2・2」の単純明快な表現は、スーッと頭に入ってきます。
複雑な現象の本質をとらえ、単純化したところが素晴らしいです!
すごい理論だが単純な方程式の例。
―――――
100年ほど前の、アインシュタインの相対性理論とかいうものの一つに、
『E=mc2』があります。
・Eはエネルギー
・mは質量
・cは光速度
この式は
「物質が運動して、光の速度に近づけば、とてつもないエネルギーを持つ」
というもの。
1円玉(1グラム)が、光の速度(秒速30万km)になると、90兆ジュール(カロリー)のエネルギーを持つことになるそうです。
1カロリーあれば、1グラムの水の温度を、1度上げることができます。
よって、2リットル(kg)のペットボトルの水を、100度に沸騰させるには、20万カロリーのエネルギーが必要となります。
そうすると
[90兆カロリー] を [20万カロリー] で割ると、答えは4.5億。
つまり計算上ですが、
1円玉が光の速度を持つと、ペットボトル4.5億本分の水を、沸騰させることができる。
ということになります。
わずかな質量の中にも、膨大なエネルギーが秘められている、ということを表した方程式です。
―――
核融合の原子力エネルギーも、この理論が根底にあることになります。
この考えで合っていると思います。たぶん。