先日の福島・宮城の地震で東北新幹線が脱線しました。高架から落下しなかったので、大惨事には到りませんでしたが。
それでも、乗客の方へのインタビューによると、脱線時の激しい揺れ(特に縦揺れ)は、経験したことのないもので、一瞬「死ぬかと思った」そうです。
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この「死ぬかと思った」という言葉を聞いて、思い出したことがあります。
私の場合は天災ではなく人災です。
数年前のことですが、繁華街の仕事先へ車で出向いた時、M会社のタワーパーキング(高層タイプの機械式駐車場)に乗り入れました。
a係員の誘導で、機械式特有のあの狭い、駐車スペースかごに乗り込みました。
車内の鞄と上着とを持ち、さぁ車から出ようとしたその瞬間、突然真っ暗になり(そのa係員が出入口の扉を閉めたため)、いきなり動き始めたのです。
そのまま真っ暗闇のなか、かなりのスピードで上昇していきました。車ごと観覧車に乗っているような感じです。
突然のことなので、何が何だかパニクリました。一瞬「これは何かあったら死ぬな」と思いました。
また「予期しない死とは、突然訪れるものなんだ」とも思いました。