🌴懐かしき文通1

🌴ボヤキ徒然日記

映画館『ミリオン座』のことを書いたら、50年前の下宿時代のことを思い出してきました。

私は工学部 (建築学科) の学生でしたが、学年が異なる、他学科 (機械・電気・応用化学等) の学生とで6人の共同生活でした。

その当時は、工学部は男性ばかりで、女学生の姿はほとんど見当たりませんでした。よって下宿生活に女っ気はありません。

しかし1人だけ、2学年上のA先輩 (建築学科) だけが、どうも彼女らしきものがいるようでした。

この下宿では、誰かと誰かだけ仲がよい、といったことはなく、皆が何となく1部屋に集まって、割り勘ビールを飲みながら、明け方まで駄弁りまくっているといった感じです。

それが何故か、集合することになるのは、いつも私の部屋なんです。だから、バッチらかしたものを片付けるのは私となります。

その駄弁リングで、彼女云々の話題になると、そのA先輩が自慢話をしながら、蘊蓄(うんちく)を垂れるわけです。

五木寛之の「青春の門」の舞台である筑豊炭田から、大都会の大阪にきた田舎者の私は、その蘊蓄をまともに受けて、彼女探しの方法を模索することになったわけです。

誰や彼やとの連絡手段は、今でこそケータイだ、SNSだ、emailだ、オンラインだと便利なものがありますが、当時は固定電話か郵便物しかありません。

その気になれば、取っ掛かりは見つかるもんです。ある雑誌に「文通をしませんか」みたいな記事があり、やってみることにしました。

🌴懐かしき文通2

🌴懐かしき文通-おまけ